よし君の散歩道

[21日間ルール」

 誰にでも やめたい事 の一つや二つありますよね。えっ、無いですって、す…凄い。
やめたい事が やめられないというのはもはや習慣化されてしまい、無意識のうちに心が動いてしまう状態、そして身体が反応してしまう状態、癖ですね、そしてそして最後は大概 後悔が待ち受けている。
 あっ、そう言えば山田洋次監督の映画、男はつらいよ第17作「寅次郎夕焼け小焼け」のなかでこんなセリフがありました(出演者の宇野重吉と岡田嘉子のセリフ)
宇野重吉が「僕は君の人生に責任がある…後悔してるんだ」と言ったら岡田嘉子がこう答える
「じゃぁ仮にですよ、あなたがもう一つの生き方をなすっていたら ちっとも後悔しなかったと言い切れますか? 私この頃よく思うの、人生に後悔は付きものなんじゃないかしらって。 ああすりゃよかったなぁ…という後悔と、もう一つは、どしてあんなことをしてしまったんだろう…という後悔」
後悔と聞くと何だか良くないことと感じがちですが、人生をより深く豊かにしてくれる経験でもあります。でもね、切なくも豊かな経験だったと思うのはだいぶ後の話。只中では本人まさに骨折ってる最中、どうしたら良いかと悩みあぐねるのが常態だと思います。
 私の過去の経験で恐縮ですが、昔かなり太っていて痩せたいと思っても胃袋が巨大化してるせいで三度の食事でご飯が進みすぎてしまう。どうしたら良いかと思案した結果、方法自体は簡単。毎回の食事でご飯をおかわりしないように決めたのです。まぁ荒療法の一種ですね。医学的根拠はありませんのでお勧めできません。
まぁ私の採った方法はともかく、時はちょいと流れて三週間が過ぎた時あることに気づいたのです。そう、おかわりしないで平気で居られる自分に気づいたのです。
その後やめたいことではなく良い習慣を作りたいと思った時も全てではありませんが、三週間を根気強く履行すると何となく出来るようになる。そしてこう思いました。三週間21日というのは習慣を変えるのに要する法則性のある時間なのではないかと。
 アメリカの牧師であるウィル・ボウエンの「もう、不満は言わない」という著書があるのですが、そうです、昔よく流行ったハウトゥー本です。あっ、今でも流行ってるか。
それを読むと、そこにも21日間不満を言わないと自身の世界が変わりつつあるのを感じると書いてあるのです。やっぱり21日間というのは法則性があるのかも…と感じる今日この頃です。
 それでも先程述べたように、良くも悪くも様々な経験は人生を深く豊かにしてくれます。
あの七福神も元は人間の七癖を現した化身だったみたいです。今では七福神巡りをするくらいありがたい神様ですが。
 ですから癖は人の属性であり、それを何とかしようというのは理性のなせる業なのかもしれません。

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